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プログラマ(Java)養成科では、プログラム言語Javaを基本技術に、Webを利用したシステム開発業務を行うために必要な知識・技術の習得を目指します。また、IT関連の資格試験を受験することも推奨しており、「Javaプログラミング能力認定試験」や「基本情報技術者試験」を受験することで、就職活動や今後の仕事で活かせるようにしています。

INDEX

1、募集日程と申込方法
2、講座紹介
3、主な訓練内容(カリキュラム)
4、資格試験について
5、講師紹介
6、修了生の声

 

1、募集日程と申込方法

10月開講「プログラマ(Java)養成科」(3か月)
実施期間:平成30年10月1日(月)~平成30年12月28日(金)
定員:20名
募集期間:平成30年7月24日(火)~平成30年8月9日(木)
申込方法:原則として居住地を管轄する公共職業安定所(ハローワーク)で申込手続きをしてださい。
説明会:7/31(火)14:00~、8/6(月)11:00~ *内容は同じです
詳細:http://www.pref.osaka.lg.jp/nokai/c-kyuusyoku/c300-nr30.html

 

2、講座紹介

「プログラマ(Java)養成科」は、A´ワーク創造館では2013年6月より開講している3か月間の公共職業訓練です。

Javaは、ITを使って企業の業務を効率化する「業務システム開発」の分野でよく使用されており、インターネットを使ったサービスの開発や、情報家電などへの組み込みプログラム開発、Androidアプリ開発にも使用されています。

当訓練では、プログラム言語Javaを基本技術に、Webを利用したアプリケーションシステム開発業務を行うために必要な知識・技術を短期間で習得することを目指します。(※Androidアプリの開発は行いません。)

弊館の訓練では、単純に「プログラムを書ける」ことだけを目指していません。システム開発を行う上では、プログラム言語などの技術的な知識だけではなく、他のプロジェクトメンバーやお客様と連携して業務を進めるためのスキルが必要になります。訓練期間中に実際の開発プロジェクトに近い形でシステム設計・開発を行う中で、プログラム言語に依存しない「業務遂行能力」を養うと同時に、「システム開発職についての理解」を深めていきます。

訓練修了後は、プログラマ・SEを中心とした「システム開発エンジニア」をはじめ、システム運用担当者、ユーザー企業のIT担当者として就職するなど、主にITシステムに関係した職種に就職されています。

 

3、主な訓練内容(カリキュラム)

▼開発環境基礎

ソフトウェアに関係するハードウェア・OS・ネットワークの動作原理、アプリケーションシステム構成(C/S、Web、クラウド)

▼情報セキュリティ

情報セキュリティリスクの把握とその対策、セキュリティ関連技術

▼開発環境演習

OSの基本操作および設定(ファイル操作、圧縮・展開、ネットワーク接続、アクセス権)、Java開発環境のインストール(JDK・Eclipse・Tomcat) ※OSコマンド、仮想マシン使用

▼データベース演習

データベースの作成、テーブル設計、SQL言語を使ったデータの登録・検索・変更・削除、トランザクション制御

▼Javaプログラミング演習

Java言語を使った基本アルゴリズム(順次処理、条件分岐、繰り返し)、オブジェクト指向、クラスライブラリを利用したプログラム作成手法、およびプログラムのテスト・デバッグ手法
※「Javaプログラミング能力認定試験」に対応

▼Webプログラミング演習

HTML5・CSS3によるWebユーザーインターフェースの設計及びコーディング、JavaScriptによるWebページへの簡単な動作の追加、Javaを使ったサーバーサイド処理の追加
※データベース及びWeb APIとの連携を含む

▼アプリケーション開発基礎

ソフトウェアライフサイクルと開発業務の進め方、システム開発契約(知的財産権、個人情報保護含む)、QCD(品質・コスト・時間)管理の基本的な考え

▼文書コミュニケーション

開発文書の作成・共有(メール、設計書作成、データ分析・レポーティング、プレゼンテーション) ※Microsoft Officeを使用

▼アプリケーション開発実習

実際の開発プロジェクトと同じ形で、アプリケーション開発を行う
設計→コーディング・テスト→成果発表・振り返り
※開発の過程で、ミーティングや、プロジェクト管理ツールによる情報共有・進捗管理・ソースコードのバージョン管理を実施

 

4、資格試験について

「Javaプログラミング能力認定試験」は、株式会社サーティファイが主催する、Java言語の基礎知識とプログラムの作成能力を認定する検定試験です。
当館では、訓練受講者・修了者で希望する方には、館内で試験を受験できるようにしております。

■Javaプログラミング能力認定試験とは

「Javaプログラミング能力認定試験」は、株式会社サーティファイが主催する、Java言語の基礎知識とプログラムの作成能力を認定する検定試験です。
当館では、訓練受講者・修了者で希望する方には、館内で試験を受験できるようにしております。

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Javaプログラミング能力認定試験について
http://sikaku.gr.jp/js/jv/

■情報処理技術者試験とは

情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定する国家試験です。
情報処理技術者試験は多くの区分に分かれていますが、当館では「ITパスポート試験」、「基本情報技術者試験」の受験を推奨しております。

<ITパスポート試験>

職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもっていることを認定する国家試験で、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする人をターゲットにしています。

<基本情報技術者試験>

ITシステムの設計・開発を行う人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けていることを認定する試験で、ITエンジニアの登竜門となっています。

情報処理技術者試験について
http://www.jitec.ipa.go.jp/

 

5、講師紹介

川﨑照文

川﨑 照文

大学時代、文系の学問を専攻していた傍ら、ほぼ独学でIT技術を勉強し、2003年にシステム開発会社に新卒で就職。9年間、.NET・Javaなどを使った業務システムの開発・運用業務に従事し、その間に情報処理技術者試験(プロジェクトマネージャ、アプリケーションエンジニア、データベーススペシャリストなど)、マイクロソフト認定資格(MCP)など、数多くのIT関連資格を取得。2012年からはA´ワーク創造館のスタッフとなり、現在は館内のITシステムの開発・運用、および「プログラマ(Java)養成科」の講座企画・講師を担当。仕事以外でもNPO活動に関わるなど、意外と行動派。好きなことは、サッカー観戦と音楽と食べること。

●講師からメッセージ

「プログラムが作れること」と「システム開発業務ができること」。この両者の認識には大きなギャップがあるように思います。
プログラムの仕事は、自分だけの世界の中だけでできると思っている方もいらっしゃるでしょう。しかし実際には、普段私達が利用している情報システムは、多くの人々の手によって開発されています。そのためには、開発メンバー・お客様・営業担当者などが連携・協力して開発プロジェクトに関わっていく必要があります。
職業訓練を受講している皆さんには、実際に「仕事」としてシステムに関わることのできる人材になってほしいと思っています。そのために、コンピュータやプログラムなどの技術スキルはもちろん、システム開発/運用業務の進め方、開発メンバーやお客様との口頭や文書によるコミュニケーションといった、実際に業務を進める上でのスキルも重視して、訓練カリキュラムを組んでいます。むしろ業界で長く仕事を続けていく上では、この「業務スキル」こそ必要と考えています。またこの中には、システム開発職以外に就職した場合でも活かせる内容も含まれています。
なので、システム開発を仕事にしたい方はもちろん、自社や顧客企業の業務改善・業務効率化に取り組みたい方も、ぜひプログラマ養成科を受講してください。

 

6、修了生の声

◆前田 裕子さん(「株式会社パプリシステム」に就職)

1.受講動機を教えてください。

 前職は一般事務でしたが、情報システム部に所属していたということもあり、システム修正を少し担当させていただいておりました。「プログラムって何?」というぐらい何も分からないところから業務を始めたのでとても苦戦しましたが、先輩や上司に教えていただきながら完成した画面を見た時は、達成感がありとても嬉しかったのを覚えています。
 転職するにあたって、もっとプログラムに関わった仕事をしたい!という気持ちがありましたので、前職では学べなかったところを勉強したくて養成科を受講しようと思いました。

2.修了後、今はどんなお仕事をされていますか?

 現在は株式会社パプリシステムというIT関連の会社でプログラマーとして働かせていただいていています。メインは開発ですが、パソコンの入れ替え作業やネットワーク構築、メンテナンス作業などもおこないます。授業で習ったネットワークの基礎は現場でも役立っているので、とても感謝しています。

3.受けてよかった!というのはどんなところですか?

 訓練期間の最終月に行った「開発実習」で開発現場を疑似体験できたのが良かったと思います。実際に開発を始めた時に、抵抗なく仕事をすることができました。授業ではグループワークも多く取り入れられているので、コミュニケーションをとりながら仕事を進めるという考えも改めて勉強させていただきました。あと、同じクラスで学んだ人と仲良くなれたのも良かったです。人との繋がりが広がりました。

4.もっとこんなことも学びたかった!というのはどんなところですか?

 設計とデータベースのところはもう少し習いたかったかなと思います。特にデータベースは、現在の開発で再構築という形ですがたずさわっているので、もう少し深く学びたかったかなと思います。

5.講師やゲストの方の授業はいかがでしたか?

 どの講師の方も熱心で分かりやすく面白い授業をしていただきました。1人1人のエピソードは長くなるので割愛させて頂きます。(笑)
 ゲストで来ていただいた方も、その現場でしか聞けない話や仕事を始めてからのプログラムの勉強の仕方など、色々と貴重なお話を聞くことが出来たので良かったと思います。

6.その他に何かあればお聞かせ下さい。

 授業で分からないことや就職で悩んでいることなど、どの講師、カウンセラーの方も親身になって教えてくれますし話を聞いてくれます。授業で習ったことは、例え他言語で仕事をすることになってもきっと役に立つものだと思います。私が現在使用しているプログラム言語はJavaではありませんが、プログラムを使う上での基礎を身につけることができたと思いますし、どの授業内容も仕事に活かせていると思っています。
 短い期間でしたが、とても内容の濃い3か月だったと思います。

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