「講座やイベントをしなければいけないんだけど、いつも同じような感じになってしまって変化がない」「はじめは面白がって来てくれたけど継続しない」など感じていませんか。これからの時代を切り開いていくような新しい発想で生まれた事例をもとに、アイデアを形にしていく力を育てましょう。
この講座では、「イベント・企画」を一過性やルーチンなものではなく、特定のコミュニティ(家族・身内から、自分の住んでいる地域、都道府県、全国レベル、または社会的マイノリティな立場の集団まで)の中にある関心や問題意識などを探求・解決していくための「コミュニティデザインのための手段」としてを捉えます。そして、「企画書ができた後」の運営ノウハウを学ぶのではなく、「企画書に起こすまで」のアイデアを思いつくための基盤づくりと、思いついたイメージやアイデアを形にするためのコツを学びます。
講座は、全4回の講座+1回の個別相談(3日目までの間に実施)で構成されています。個別相談では、具体的なアイデアがあればワークショップに向けて内容の整理をおこないます。また、具体的なアイデアがなくても、モヤモヤを具体化させたり、そのヒントを探すお手伝いを一緒にします。
■最新情報
講座No. | 88-1 |
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講座名 | イベント・企画デザイナー養成講座 |
日程 | 2012年 7/5,12,19,26 |
曜日 | 木 |
時間 | 19:00〜21:00 |
回数 | 4 |
定員 | 15 |
受講料 (うち教材費等) |
¥12,600 (¥1,050) |
*一時保育サービスの対象講座です。
*こちらの講座では、講座の内容をより充実させるために事前のアンケートをお願いしております。こちらより「D様式」をダウンロード後、開講までにメール、または郵送、FAXなどでお送りください。
■詳細
◎プログラム
回 | テーマ | 内容 |
1日目 | 【講義1】 コミュニティデザインの ツールとしての「大阪あそ歩」 |
●講師:陸奥 賢 (大阪あそ歩アシスタントプロデューサー/株式会社まちらぼ代表) 単なる消費のための観光プログラムではなく、コミュニティデザイン=大阪の活性化の「ツール」としてのまちあるきを実施している大阪あそ歩。「まちあるき」というイベントをすることが目的ではなく、大阪を元気にしたい、また大阪の「おもろい」文化をもっと掘り起こしたい、ということを目的にしているので「まちあるき」はあくまでその手段。今回は、そんな大阪あそ歩の概要は勿論、どうやって立ち上げたのか、その想い、今後の展望をどう考えているかといったところまでをお伺いします。 |
2日目 | 【講義2】 イベント・企画のデザインを始める前に |
●講師:梅山 晃佑 (A´ワーク創造館 スタッフ) 「企画書ができた後」の運営ノウハウは講座や本で学びやすいけど、「企画書に起こすまで」のアイデアを思いついたり、アイデアを形にするためのコツについては、あまり触れられていません。でも、実はここでイベントの大半が決まっているように思います。講義2では「始める前」をテーマに、企画を立てるときの手順や手法、アイデアを出すコツなどを、「コミュニティデザインのツール」として機能しているユニークで多様な事例の共通項や新しい傾向性などの紹介をベースに、解説していきます。 |
オプション | 【相談】 個別相談 |
●担当:梅山 晃佑 (A´ワーク創造館 スタッフ) 7/20(水)の授業までに、随時実施します |
3日目 | 【ワークショップ】 イベント・企画 制作ワークショップ |
●講師:アサダワタル (日常編集家 / オフィス事編kotoami主宰) 思いついたアイデアを形にしていくためのスキルアップとして、今実際に進めている、またはこれから取り組みたいと考えているイベントや企画などのリアルケースを持ち寄って、講師と受講生全員でブラッシュアップしていくワークショップを行います。 |
4日目 |
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◎講師
●陸奥 賢 (大阪あそ歩プロデューサー/株式会社まちらぼ代表取締役)
大阪あそ歩 http://www.osaka-asobo.jp/
●アサダワタル (日常編集家 / オフィス事編kotoami主宰)
◎こんな人にお勧め
・NPOなどの団体や組織でイベントや講座、企画などを担当している方
・アイデアはあるけど、なかなか形にならないという方
・自分の住んでいる地域で何か始めてみたいが、モヤモヤしている方 など
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↑ ちらしをクリックすれば、拡大表示します。(ちらしは11年度のものです)
■受講生インタビュー
服部正志さん(2009年後期に受講)
特定非営利活動法人八尾市活き活き会議 事務局長
LLC(合同会社)チーム経営 ファシリテーター
かねてより、まちづくり等の活動にボランティアとしてかかわり、昨年ついに長年務めた会社を辞めてNPO法人に転職。地域通貨普及事業やまち歩き観光推進事業、地域情報誌発行事業等に携わる。八尾のまちの活性化とともにNPOの経済的な自立へ向けて奮闘中!また一方で、人が生き、成果があがる職場づくりのためのファシリテーターとしても活躍中!
昨年、一般企業を辞めてNPO職員として勤務するようになりましたが、2年後には助成金が切れ、NPOとして経済的に自立していかなければならないので、今後の事業を企画するための勉強をしようと思って受講しました。
2.受けてよかった!というのはどんなところですか?
・講師の先生はじめ、受講生同士もつながりができ、講座終了後も情報交換したりして、とても心強い人脈ができました。
・少人数で、講師の先生との距離も近く、みんながわきあいあいとして、聞きたいことを聞ける雰囲気がとてもよかったです。
・実際に講師の先生方が実践されている事例が面白く、魅力的でした。
・この講座での出会いをきっかけに、今もどんどん人脈が広がっています。
3.もっとこんなことも学びたかった!というのはどんなところですか?
・企画の立て方のセオリーとかツール的なもの。
・グループでの模擬企画会議。ちょっとだけしかできなかったので、もう少しじっくりやりたかったです。
4.講師やゲストの方の話はいかがでしたか?
・少人数で、講師の先生との距離も近く、みんながわきあいあいとして、聞きたいことを聞ける雰囲気がとてもよかったです。
・実際に講師の先生方が実践されている事例が面白く、魅力的でした。
5.その他に何かあればお聞かせ下さい。
・講座終了後に懇親会があったのが嬉しかったです。講師の先生や受講生同士さらに仲良くなり、深く話せる場になりました。
近藤美佐子さん(2009年後期に受講)
劇団NSP 企画・出演
演劇をより身近なものにするため劇場以外(カフェ・ライブハウス等)での公演活動に取り組む。また、体験を通じて演劇の面白さを感じていただくため、ワークショップの企画・運営を行う。就職や結婚をきっかけに演劇をやめていく仲間に胸を痛め、仕事や家庭と両立できる演劇活動手法について研究中である。コールセンター勤務。
演劇の公演を打ったり、ワークショップをしても、広報の時点でその魅力を伝えることがうまくできない。それをうまくできるようにするために申し込みました。
2.受けてよかった!というのはどんなところですか?
初日にした、初めての人とのイベント制作ワークショップがすごく面白かったです。意外な共通項があり、そこからイベントができあがった。共通の目的を持っていない人と、共通の企画を作っていくことが新鮮でした。
アウトプット編のイベント制作ワークショップ体験の、その場で結論を出すところが面白かったです。相談なんかをすると、曖昧な答えになってしまうことが多いんですけど、「これについて知ってる人いませんか?」と具体的にその場で決めていく、またぼんやりしたものを投げたのに、明確なものが返ってくるというのがこれまでにない感じで快感でした。
3.もっとこんなことも学びたかった!というのはどんなところですか?
・まちづくりを中心にした方が多かったことと、年上が多かったので、もっと同じような悩みの方とも話してみたかったです。
・人数がもっと多かったらよかったです。
・受け身で終わってしまったこと。もっと企画を添削される、などの実践的なこともしてみたかったです。
4.講師やゲストの方の話はいかがでしたか?
面白かったです。特にその人の、そこに至るまでのプロセスが興味深かったです。思いつきでなく、理論や事例を元にやっていることに関心しました。あと「まちを活かす」というやり方が、持続可能なやり方だと感じました。
また、レスポンスの早さ、ストックの多さ、アイデアの多さに驚きました。
5.その他に何かあればお聞かせ下さい。
仕事を普通にしてたら会わないような方など、普段会わない方との繋がりができたことがよかったです。