★大阪府離職者等再就職訓練「ITエンジニア科」訓練生募集

大阪府離職者等再就職訓練「ITエンジニア科」

「ITエンジニア科」は、企業のビジネスに不可欠なITシステムの全体像を把握し、パソコン・ネットワーク・サーバーといった、IT機器の基本的な設定・メンテナンスを行うことができる人材を育成することを目的とした、3か月の職業訓練です。なお、当訓練科目は、社会人経験の浅い15歳以上40歳未満の若年者を対象にしています。

 

INDEX

1、募集日程と申込方法
2、講座紹介
3、主な訓練内容(カリキュラム)
4、資格試験について
5、講師紹介

 

1、募集日程と申込方法

9月開講「ITエンジニア科」(3か月)[15歳以上40歳未満の方対象]

実施期間:2017年9月1日(金)~11月30日(木)
定員:20名

募集期間:平成29年6月27日(火)~7月14日(金)
選考日:平成29年7月28日(金)
申込方法:原則として居住地を管轄する公共職業安定所(ハローワーク)で申込手続きをしてださい。

説明会:7/3(月)14:00~、7/12(水)14:00~
*各回、内容は同じです
*説明会はA´ワーク創造館まで事前にお電話でお申し込みください。(TEL : 06-6562-0410

詳細:http://www.pref.osaka.lg.jp/nokai/c-kyuusyoku/c300-nr29.html

 

2、講座紹介

(1)「ITエンジニア科」で目指す仕事と3つの進路

「ITエンジニア科」は、企業のビジネスに不可欠なITシステムの全体像を把握し、パソコン・ネットワーク・サーバーといった、IT機器の基本的な設定・メンテナンスを行うことができる人材を育成することを目的としています。

具体的には、訓練修了後はシステム開発会社でITシステムを構築または運用するエンジニア職(サービスデスク、カスタマーエンジニア、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア)、一般企業のIT担当スタッフなど、幅の広いIT職種への就職を目指すことができます。(アプリ開発などのプログラマーの内容は範囲には含まれません)

これだけ幅が広い分野なのでぞれぞれに特徴も変ります。「自分に合う仕事はどれか?」業界・職種が未経験の方でも、3ヶ月間あなたの適性に合った職種や就職先を、実務経験豊富な講師やキャリアコンサルタントと相談しながら一緒に考えていくことができます。

(2)求人ニーズが高く将来性もあるのがIT業界

ITは成長産業です。正社員の求人も多く、人手不足感も強い業界です。また、あらゆるビジネスにITが使われている昨今、IT企業だけでなく様々な業種の会社でITエンジニアが求められています。技術を身に付けて長く仕事を続けていきたい方や、上記(1)の図のようにどんどんキャリアアップを目指したい方に特にオススメの分野です。

(3)未経験でもOK!ITを基礎から学び、就職もサポート

1から学ぶので、経験値や過去の職種は問いません。パソコン・ネットワーク・サーバーといった、企業を支えるITシステムを取り扱うための専門知識を、基礎から学ぶことができます。講座では、経験豊富な講師陣の指導の下、実務の話も聞くことができますし、実機を操作しながら技術を身に付けることができるため、実務で使えるスキルが習得できます。また、IT職種の経験がある方にとっても、訓練を通じてITインフラの専門性を高めることによって、就職後はキャリアアップを図ることができます。

 

 

3、主な訓練内容(カリキュラム)

 

カリキュラムの詳細はこちら

▼IT基礎知識

「パソコン基礎知識」、「ITインフラ基礎知識」、「システム運用業務知識」の各学科では、企業で使われているITシステム(パソコン、周辺機器、ネットワーク、サーバー、アプリケーション)を把握すると共に、各種IT機器の設定・管理に必要な基礎知識を習得します。また、パソコンを使う業務を行うにあたって必要となる、「VDT安全衛生」や「情報セキュリティ」の基礎知識も学びます。

▼パソコン組立演習

パソコンを実際に分解/組立することにより、ハードウェアについて理解します。
また、企業内ネットワークで使用するためのパソコンの設定を行います。

▼ネットワーク管理演習

ネットワークケーブルの配線、ルーター・スイッチなどのネットワーク機器の設定を行うことにより、企業内ネットワーク環境の構築手法、及びネットワークが安定して動作するための管理手法を習得します。
また、ネットワークセキュリティを意識した設定手法も学びます。

▼サーバー管理演習

社内のデジタル文書を保管する「ファイルサーバー」、インターネット環境で使用する「Webサーバー」、企業のデータを管理する「データベースサーバー」といった各種サーバーの構築、及びサービスを利用できるようにするための設定・管理手法を習得します。
また、今や当たり前に使われてきている「クラウド」を理解するために必須となる「仮想化技術」も、実際に仮想マシンを利用しながら習得します。

▼システム運用実践演習

ITサービスを提供するための一連の流れを頭に入れたうえで、実際の業務をシミュレーションした文書作成やコミュニケーションを行います。
訓練の最後には、総まとめとして、実際のビジネスを想定したITサービスの導入・運用シミュレーションに、グループで取り組んでもらいます。

▼就職支援講座

ITスキルだけでない、就職活動及び今後仕事を続けていく上で必要な知識・スキルが得られる講座を行っています。
就職支援講座には、働く上で知っておきたい労働・社会保険・知的財産などのビジネス知識が得られる「ビジネス基礎」、ワークショップを通じて働く上で必要なコミュニケーションやビジネスマナーが身に付く「ビジネスコミュニケーション」、IT企業担当者の生の声を直接聞くことができる「職業人講話」、人事担当者の視点を意識した実践的な就職活動支援プログラム「求職活動実践支援」があります。

 

4、資格試験について

当訓練では、IT関連の資格試験を受験することを推奨しており、「情報処理技術者試験」を受験することで、就職活動や今後の仕事で活かせるようにしています。

<基本情報技術者試験>

情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定する国家試験です。
情報処理技術者試験は多くの区分に分かれていますが、当館ではエントリーレベルである「ITパスポート試験」の受験を推奨しております。

<ITパスポート試験>

職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもっていることを認定する国家試験で、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする人をターゲットにしています。

情報処理技術者試験について
http://www.jitec.ipa.go.jp/

 

5、講師紹介

高馬 重貴

NTT及びNTT DoCoMoで約40年間、通信を中心にコンピュータシステムの検討、構築に携わる。初期は、汎用コンピュータを核としたシステムの構築や、当時メーカーごとに別々であった通信方式を変換する業務を担当。UNIXサーバーの誕生、TCP/IPによる通信プロトコルの統一により、大型コンピュータにダウンサイジングの波が訪れた時代には、大阪の某大手企業の社内システム構築プロジェクトに、通信システムの面から参画した実績を持つ。
直近では、クラウドシステムを使用した、「企業-企業間」、「企業-個人間」のマッチングシステムを検討し、各所に提案を行っている。

●講師からメッセージ

インターネットを中心にコンピュータとネットワークは分離できないものとなっています。社会に求められるコンピュータのより有効な活用のために一緒に学んでいきましょう。

 

友岡 修

NTTにて電子交換機のソフトウェア開発、維持管理に長年携わったのがきっかけで、通信や情報処理に興味を持ち、電気通信主任技術者(伝送交換第1種)、初級システムアドミニストレータ、第2種情報処理技術者などの資格を取得。その後、NTTのグループ会社に出向し、DTPを使ったユーザフレンドリーなマニュアル作成業務に5年間従事。NTTに戻った後、電力、建築関係の別のグループ会社に出向し、社内の情報セキュリティを推進する業務に携わりながら、ISMSや、品質マネジメント(ISO9001)、環境マネジメント(ISO14001)の社内推進スタッフとしても従事する。好きなことは、ドライブ、旅行、映画鑑賞。

●講師からメッセージ

ITエンジニア科は、パソコン、ネットワークなどの基礎知識を学び、すぐ実践演習する
ことで、より深く理解することを目指します。IT技術は、日進月歩。基本的なものを習得すれば、技術が進化してもその都度勉強していけば、応用がきく技術者になれると思います。皆さんもいっしょに頑張って、IT技術者を目指しましょう。

 

川﨑照文

川﨑 照文

大学時代は文系の専攻だったが、ほぼ独学でIT技術を勉強し、2003年にシステム開発会社に新卒で入社。9年間業務システムの開発・運用業務に従事し、その間に高度情報処理技術者試験、マイクロソフト認定資格など、数多くのIT関連資格を取得。2012年からA´ワーク創造館のスタッフとして、館内のITシステムの開発・運用、およびIT系講座の企画・講師を担当。

●講師からメッセージ

「「ITエンジニア科」は今回新しく企画した訓練ですが、当館には「ITサポートエンジニア科」(2010-2011)、及び「プログラマ(Java)養成科」(2013-2016)で、未経験からITエンジニアとして就職させてきた実績があります。「ITエンジニア科」でも、これまで行ってきた「単なる技術スキル習得にとどまらず、「仕事」の進め方が身に付く講座」、「職種理解を深め、適性に応じた進路選択を一緒に考える就職支援」を継続していきます。
エンジニアとして長く仕事を続けていきたいと考えているのであれば、ぜひ私達と一緒にそのスタートを切りましょう!

 

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