「SNS上のAIイラストの激論について」芦原橋 春来
不安がよぎった。「LABU30ビジネス&ライフ://AIカフェ」のチラシの初稿にAIイラストが使われていたのだ。現在AIイラストはSNS上で反AI派とAI推進派に分かれ大激論になっている。個人的な見解で恐縮だが反AI派は主に創作者が多く、AIに様々なイラストや創作品を食わせて学習しているため著作権の問題に発展している。AI推進派は技術の発展を優先し歓迎する。絵を描けない人でもプロンプトを入力すると10秒ぐらいでプロのようなイラストが出力されるのだ。いわば自分の頭の中のイメージが実現する魔法のようなツールがAIイラストである。
悩んだ。今回のイベントは「AIカフェ」でチラシの裏面に「AIという新たな仕事仲間と、どう付き合っていくか。」の文言がある。AIとうまく付き合うための推進派なのか、反AI派の人にもご理解いただくためのイベントなのか。ちなみに私は創作活動をしているが「どちらでもない」というスタンス。私の創作品を他人がAIに食わせるのは禁止にしているが、たまに個人でプロンプトを打ってAIイラストを出力している(もちろんSNSに投稿はしない)。そのような経緯から「チラシにAIイラストを掲載するのはどうだろう」と悩んだのだ。
結論を出した。考えていることを主宰の飯島さんに話そうと。大事なのは勝手に判断しないことだ。イベント企画は様々な感性から意見やアイデアをだし反映しないと鋭利な企画は誕生しない。黙っていてはいけないのだ。それに今回のイベントはカフェである。SNSの現状(反AI派、AI推進派)、AIイベントだがイラストを使用すると炎上するリスクがあることを話した。飯島さんもSNS上で大激論になっているとは知らなかったようで、結果、AIイラストは使わないことになった。初めてのイベントで炎上のリスクは怖い。「AIカフェ」なのにAIイラストを使わないイベント。飯島さんは手で描いた。面白いではないか。
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